精油のブレンド 上級編

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精油のブレンド 入門・基礎編

「上級編」では、全体のバランスを考え調和のとれた心地よい香りを目指します。
調和のとれた心地よい香りは、癒し効果を高めます。より洗練された精油のブレンドをするのに役立つ方法をご紹介します。

香りの「ノート」

「ノート」とは香りの揮発度を意味し、
最も揮発が速く付けた直後に香るものを「トップノート」
中間のものを「ミドルノート」
揮発が最も遅いものを「ベースノート」
この3つに分けて、ブレンドを考えます。

オレンジ、グレープフルーツ、ティーツリー、パルマローザ、ペパーミント、ベルガモット、マンダリン、ユズ、レモン、ユーカリ、レモングラスなど
一番最初にインパクトを与える香りで、このグループの香りが入らないと最初の印象が弱くなります。
柑橘系、草や、葉の精油が多いです。
イランイラン、カモミール、クラリセージ、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、マジョラムスイート、ローズオットー、ローズアブソリュートなど
トップノートの後に漂ってくる香りで、ブレンドの心臓部です。ローズやジャスミンなど花の香りのほとんどは、ミドルからややベースノート寄りです。
アンジェリカ、サンダルウッド、シダーウッドアトラス、パチュリー、フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラなど
揮発が最も遅く、ブレンド全体の香りが持続し持ちがよくなるので、保留剤として1種類は必要です。フランキンセンスはややミドル寄りです。

それぞれからひとつずつ選んで合わせると、調和の取れた香りを長く楽しむことができます。
目安として、
トップ 2 : ミドル 2 : ベース 1
でブレンドしてみましょう。香りを嗅いでみて足りないと感じる精油があれば1滴足し、香りを試します。
トップノートを多めにするとまとまりやすいです。

すぐに使い切る場合はノートは重要ではありませんが、アロマ香水や、アロマで香りのある空間づくりをするときにはノートを意識してブレンドすると、全体のバランスが取れ、持続する香りにすることができます。

香りの「系統」

精油は大きく7つのグループに分けられます。同じグループ同士や、隣り合ったグループの精油のブレンドは相性がいいとされています。

フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラ など

クローブ、シナモン、ジンジャー、ブラックペッパーなど

サイプレス、シダーウッド、ジュニパーティーツリー、ニアウリ、プチグレン、ユーカリ など

クラリセージ、マジョラムスイート、ペパーミント、ローズマリーなど

オレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、マンダリン、レモン、レモングラスなど

カモミール・ローマン、ジャスミン、ゼラニウム、ネロリ、ラベンダー、ローズなど

イランイラン、サンダルウッド、パチュリー、ベチバー

樹脂調

ブレンドファクター

ブレンドファクター(BF)とは、香りの強さや刺激の強さなどを考慮して数種類の精油をどのような比率でブレンドするといいのかの目安を数値にしたものです。世界にアロマテラピーを広めたと言われるロバート・ティスランド氏が考案しました。

1~7までの数字で表し、数値が小さいものは少なめに、大きいものは多めに、バランスを考えて滴数を決めます。
数値は実際に基材に加える滴数ではありません。
BF1~2の精油→少なめ
BF3~5の精油→中くらい
BF6~7の精油→多め

たとえば、ブレンドファクターが1、4、7の三つの精油をブレンドする場合、
基材に加える予定総滴数の中で、1:4:7の比率になるようバランスを考えます。

〇次の精油をブレンドするとき、総滴数が20滴の場合
・カモミールローマン BF1
・オレンジスイート BF4
・ラベンダー BF6~7

各ブレンドファクターの和は12
総滴数(20)÷ ブレンドファクターの和(12)=約1.6
各ブレンドファクター×1.6をして
カモミールローマン 1.6
オレンジスイート  6.4
ラベンダー     11.2

小数点以下を省いて考え、1、6、11とすると個の滴数の和は18あと足りない2滴は、滴数の少ないものや自分の感覚で滴数の増減を決めます。
ここではカモミールローマンとオレンジスイートに1滴づつたして、

カモミールローマン 2滴
オレンジスイート  7滴
ラベンダー     11滴 合計滴数20滴


いかがでしたか?

精油のブレンド「上級編」をご紹介しました。ブレンドファクターは計算の必要が出てくるので少し面倒にも感じますが、一つの目安としてブレンドを楽しんでください。