レンコン

縁起物として正月料理や精進料理に欠かせない食材です。輪切りにした時に丸い空洞が並んでいて、向こうが良く見える事から、「先の見通しが良い」という縁起を担いで食べます。レンコンの穴はレンコンが呼吸をするための通気口です。水底の泥の中には、レンコンが呼吸をするための酸素が少ないので、空気を通すための穴が葉っぱの気孔(葉が空気を取り入れるための小さな穴)から続き、水の上の空気が地下まで通じるようになっています。
レンコンはほぼ通年出荷されていますが、旬は収穫が始まる9月~10月の秋から、正月のおせち料理で最も需要が多い冬。秋口に出荷される「新レンコンは」柔らかくあっさりとしていて、晩秋から冬のものは粘りが出て甘味もまします。

成分

コラーゲン合成に欠かせないビタミンCが多く、皮膚の新陳代謝を活発にして、シミや肌荒れの防止に役立ちます。抗高血圧作用が期待されるカリウム、抗動脈硬化作用を有するHDL(高比重リポタンパク質)の生成促進が期待されるパントテン酸も豊富です。切り口がすぐに変色する原因は、ポリフェノールの一種であるタンニン。タンニンには抗酸化作用や消炎、収れんの作用があります。

食べ方

切り方や加熱方法でいろいろな食感が楽しめます。シャキシャキ仕上げたいきんぴらは輪切り、ホクホク仕上げたい煮物は乱切りにして、ゆっくり加熱しましょう。すりおろすと、トロッとした食感になり、料理のとろみづけにもなります。すりおろしの水分を切ると、もっちりした食感にも。

切って皮をむいたら酢水につけると、変色を防ぐことができます。また、酢がムチンを分解して、歯ごたえ良く仕上がります。酢水につけると加熱してもホクホクにならないので、つけずに調理しましょう。