「はちみつは、乳児ボツリヌス症の恐れがあるため1歳未満には与えてはいけません。」これは以前ニュースにもなりましたし、母親学級や育児書などでも紹介されよく認知されています。しかしほかにも、「いつまではダメ?・いつから食べられる?」と疑問に思う食材はたくさんありますよね。今回はこどもが食べ始める時期に注意が必要な炭水化物についてご紹介します。
そば
そばは強いアレルギー症状を引き起こす可能性があるため注意が必要です。文献によっては、早いと1才頃の離乳食完了期からと書いてあります。最近ではそばアレルギーを心配して、開始を3歳ごろまで待つママたちも多いようです。しかし3歳頃ならもう大丈夫というわけではありません。食べ始めるときは必ず、「小児科が空いている日の午前中に少量から」の鉄則を守るようにしましょう。
もち
もちはのどに詰まらせる危険性があるため、3歳ごろから小さくちぎってなら食べさせてもいいでしょう。お餅でこどもが窒息する事故は毎年あるそうです。小さくちぎっても持ち特有の粘りがのどに張り付く危険があるので、年齢の目安とともに、ちゃんと噛んで食べられるようになっているかも判断の材料に入れましょう。噛まずに丸呑みしてしまうと、のどに張り付き危険です。
玄米
栄養価の高い玄米ですが、白米に比べ消化吸収率が悪いので内臓に負担がかかるため3歳までは控えましょう。食べ始めるときは柔らかめに炊きましょう。
コーンフレーク
無糖タイプのものなら、牛乳やヨーグルトなどでふやかせば1歳ごろから食べられます。
ハンバーガー
カロリー・塩分共に多く、3歳ごろまでは控えるべきで、食べさせる必要はありません。食べる場合はその他の2食で、1日の塩分とカロリーのバランスが保たれるように気を付けましょう。
まとめ
今回は食べ始める時期にに注意が必要な食材(炭水化物編)をご紹介しました。
いつから食べはじめていいか?の基準は、はちみつのように病気の恐れや、アレルギーにかかわることだけではありません。
こどもの体に負担がかからないか、飲み込みに危険性はないかなど、複数の基準で判断が必要になります。
迷った場合は、子育て支援センターや保健福祉センターなどに相談するといいでしょう。