桃

古くから栽培されている果物で、みずみずしい丸い果実。表面に毛のあるものをモモ、毛のないものをネクタリン、油桃とよびます。また、果肉の色によって白肉種と黄肉種にわかれます。ヨーロッパでは黄肉種が多いが、日本では白肉種が多いです。生食用の桃は熟すと急速に軟化が進むが、加工用のいわゆる缶桃は軟化がゆっくり進み、加熱しても煮くずれしにくいです。
中国で、桃は不老長寿を与える植物とされています。日本でも桃は邪気をはらうとされ、3月3日のひなまつりに桃を飾るのは、桃の力によって女の子が健やかに育つように、との意味がこめられているそうです。

成分

桃の主成分は果糖です。この果糖はフルクトースとも呼ばれ、砂糖の1.5倍甘味を感じる単糖類で、体内で代謝の過程を経ずにエネルギーとなるので、 疲労回復には即効性のある有効な栄養源と言えます。
桃にはペクチンなど食物繊維も沢山含まれています。水溶性食物繊維は整腸作用があるので、便秘予防に効果があります。
カリウムも含まれ、カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。逆に不足すると、筋肉が弱り、障害を起こすそうです。

食べ方

桃は、冷やしすぎると味が落ちるので、提供する1~2時間程度冷蔵庫で冷やすといいです。

切り分ける際には、まず、種から取ります。種離れのよい品種ならば、表面の溝にそって包丁を一周させた後、両手で軽く持って種を軸にひねると、ふたつに離れます。次に種をえぐり取ってから、皮をむくようにします。その後、皮を剥いて切り分けます。そうしないと、先に皮を剥いてしまうと、ぬるぬるして手が滑ったり、果肉を潰しかねないのです。また、桃はお尻の方(枝についていたのと逆側)が糖度が高くなっています。一切れずつ不公平が無いように、縦にくし切りにするのが良いでしょう。身離れが悪い場合は、先に皮を剥き、種をかすめるように果肉をそぎ切りにしていきましょう。

コンポートを作る場合など、やや未熟な桃は手で皮が剥けないことが多いです。そういう場合は湯剥きしましょう。 沸騰させている熱湯につけて氷水に落とすと、比較的楽にむけます。

生食はもちろん、コンポートやジャム、タルトにしてもおいしいです。また、ピューレにしたもので、ムースやシャーベットにも適しています。生食ではそれほど美味しくない小ぶりの物などはセール品に多く、そう言ったものはコンポートにすると煮崩れも少なく美味しいデザートが作れます。