オクラの旬
オクラの旬は6~9月ごろで、高知・鹿児島・沖縄などの産地が有名です。真夏の旬真っ盛りのころには、よくスーパーでもひとパック98円!とかでうられているのを見かけます。
最近はビニールハウスやタイ、フィリピンなど海外からの輸入物、冷凍のものなどもあり一年中手に入るようになった印象があります。
しかしやはり旬の国産オクラは、輸入物より新鮮で柔らかいくまたシャキッと食感もあわせもっているのが魅力だと思います。
ねばねばパワー
オクラを切ったり刻んだりするとより多くのねばねばが出てきます。オクラのねばねば成分=ムチンには胃腸の調子を整え、胃の粘膜を強化する作用があり、夏バテ防止に効果があります。
意外にもオクラはカルシウムを多く含んでいます。また、細胞の老化を防ぐβカロテンも含んでいます。
調理時のコツ
ガクを切り取る
オクラはヘタの周りが固いので切り落としてしまってもいいのですが、
ガクをぐるりと一周そぐように切ると、見栄えもよく食べやすくなります。
またオクラを茹でて使用する場合、
ヘタを切り落としてしまうとオクラは中が空洞状になっているため水が入りオクラが水っぽくなってしまいます。
茹でる場合はガクをとるか、そのまま茹でてゆであがった後にヘタを切り落としましょう。
産毛をとる
オクラの表面には細かい産毛がたくさんあります。そのままだと舌触りがよくないので、塩をつけて手でこすります。
本数が多い場合にはまな板に載せて塩を振りゴロゴロ転がして板摺(いたずり)します。
お手伝いしてもらうなら、ビニール袋にオクラと塩を入れてゴロゴロしてもらのがいいでしょう。
下茹でする
熱湯に塩がついたままのオクラを入れ、約2分茹でます。
オクラの色を鮮やかにしたいときは、ゆであがった後冷水にとります。
水っぽくなるのがになる場合は、あおいで粗熱をとるといいでしょう。
茹でずに生のまま調理する場合は、ヘタと先端の細いところの固い部分を切り落としてから調理すると火が通りやすく食べやすくなります。
おすすめオクラレシピ
オクラの肉巻き
材料
オクラ 1袋
豚薄切り オクラの本数と同じ枚数以上
酒 大さじ1 (※調味料の量はオクラの量によって加減してください)
みりん 大さじ1
醤油 大さじ2
小麦粉 適宜
作り方
1、塩もみして産毛をとり、ヘタと先端の固い部分を切り落とします。(仕上がりが柔らかい食感がいい場合は、ガクをとって下茹でします)
2、オクラの周りに豚肉を巻きます。豚肉を巻く量を、3周4周と増やすとボリュームのある仕上がりになります。小さなお子様には1・2周でお口に入って噛みやすいサイズがおすすめです。
3、豚肉を巻いたオクラの外側お肉の部分に小麦粉をまぶし、油を引いたフライパンで巻き終わりを下にして焼いていきます。
4、焼き色がついてきたら、酒・みりんを入れます。お肉を多めに巻いている場合ここで1・2分ふたをします。最後に醤油を入れて、全体に味をなじませ完成です。
オクラのポタージュスープ
材料
オクラ 1袋
玉ねぎ 中1/2
牛乳(豆乳でも) 300mlー
顆粒コンソメ 小さじ1
バタ ひとかけ
塩コショウ 適宜
作り方
1、オクラの産毛をとり、ヘタと先端の固い部分を切り落とし、ミキサーにかける。ミキサーがない場合は包丁で細かく刻む。
2、鍋にバターを溶かし、玉ねぎを炒める。玉ねぎが透き通ったら一度火を止め、牛乳と顆粒コンソメを入れぶくぶく沸騰しない程度に火を入れる。
3、鍋に1のオクラを加え、かき混ぜる。塩コショウで味を調え、火を止め完成。
オクラのおかか和え
ごくごく簡単なものですが、そのままでも美味しい一品になりますし、そうめんやうどん・そばのトッピングとして作り置きしておくのもおすすめです。
材料
オクラ 1袋
鰹節 適宜
醤油 適宜
作り方
1、ガクをとり板ずりしたオクラをしたゆでします
2、3~5ミリ程度幅に輪切りにします。
3、鰹節と醤油を加えまぜます
そのまま一品とするときはやや厚めの輪切りがおすすめです。
まとめ
ねばねばパワーで夏バテ防止効果のあるオクラは、火が通るのが早く短時間で調理でき、夏にピッタリの優秀食材です。
こどもの好きなお肉と一緒に食べたり、スープにしたり、親子でオクラメニューを取り入れて夏バテ撃退しましょう!