食育とは?

テレビや新聞などのメディアから、また学校などの教育機関からも「食育」という言葉を聞く機会が増えています。
「食育に力を入れています」というアピールの言葉もこどもをもつママはよく耳にするのではないでしょうか。
ファーストフードとかお惣菜を子供に食べさせるのはよくない、とか
野菜をもっと食べさせないとダメ、とかざっくりとこんなイメージを持たれているだけの方もいるかと思います。

実際「食育」とはどのようなことで、なにをしたらいいのでしょうか。

食育とは

食育って実は法律で決められたことなんです。
平成17年(2005年)に、家庭や学校・地域での食育推進を掲げた法律、食育基本法が制定されました。
「食育」について食育基本法では次のように説明されています。

(1)生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの。

(2) 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てること。

食育は生きる上の基本。生きる上の基本!なくてはならないものだったんですね。
さらに、知力・徳育・体育の基礎とあります。お勉強や道徳、体の生育にもまず食育で得るものが大切でその基礎となり支えてくれる。「食育」をとても重要だと考えていることは伝わってきます。
健全な食生活を実践することができる人間を育てる。これはこの法律の制定の背景に、栄養バランスの偏りや不規則な食事形態、糖尿病などの生活習慣病の増加といった問題があるためです。

つまり「食育」とは、生きる上の基本の教育で、その知識と力を使い健全な食生活ができるようにすること、なのです。

どんなことをするの?

食育の重要性はわかりました。では実際にどんなことをしたらいいのでしょうか。
食育を推進するために食育推進基本計画が定められ、目標が掲げられています。この目標を参考にして、
ここではこどもの食育について考えてみたいとおもいます。

朝食を欠かさず食べる

こどもが朝食をとらない、中高生ぐらいの10代の子供たちの話かなと思ったら、最近は小学生にも朝食の欠食が増えているそうです。朝ご飯を食べないまま学校に行けば、脳を動かすブドウ糖が足りなくなり集中力が落ちたり頭が働かず、勉強に差し障りが出るでしょうし体を動かすエネルギー不足も心配です。
平成27年度の第三次食育推進基本計画作成時、
朝食を欠食するこどもの割合は、4.4%
目標は0%です。

ゆっくりよく噛んで食べる

これは簡単なようで意外と難しいですね。ママたちはまだ離乳食のころからモグモグかみかみしてるかな、丸呑みしてないかなと気を付けているのに、なかなか上手くいかないテーマのひとつですよね。
平成27年度の第三次食育推進基本計画作成時、
ゆっくりよく噛んで食べる国民の割合(こどものみではない)は、49.2%
目標は55%以上です。
うん、数字から見てもやはりできている子は多くないですね。

栄養バランスに配慮した食生活を実施する

平成27年度の第三次食育推進基本計画作成時、
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を一日二回以上ほぼ毎日食べている若い世代の割合は、43.2%
目標は55%以上です。

家族一緒にごはんを食べる(共食)

反対語の「孤食」ということを最近はよく耳にしますね。
平成27年度の第三次食育推進基本計画作成時、
朝食または夕食を家族と一緒に食べる「共食」の回数は、週9.7回
目標は週11回以上です。

伝統的な料理や作法の継承

平成27年度の第三次食育推進基本計画作成時、
地域や家庭で受け継がれてきた伝統的な料理や作法等を継承している若い世代の割合は、49.3%
目標は60%以上です。

食品の安全性について学ぶ

平成27年度の第三次食育推進基本計画作成時、
食品の安全性について基礎的な知識を持ち自ら判断する若い世代の割合は、56.8%
目標は65%以上です。

第三次食育推進基本計画の目標のうち、子供とかかわりが深く家庭でできる食育を挙げてみました。
こどもの年齢や、親の仕事の都合など家庭によって環境は様々でこの目標全てにすぐ取り掛かることは難しいかと思います。
この中の取り掛かりやすいものからぜひはじめてみてください。

まとめ

食育についてイメージしていただけたでしょうか。実際に食育の実践で行う範囲は様々なものが含まれるので、なんだかわかるようなよくわからないようなと感じるかもしれません。
食育の目的は、生きる上の基本の知識と力を得て、それを使い健全な食生活ができるようにすることです。
こどもの今現在の健全な食生活、そしてこの先こどもが自分自身で健全な食生活をを選び取ることができるようにするために、
「食育」に目を向けてみませんか。